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…と音楽。そんな感じで。

KNOCK OUT FES 2018☆ツイートレポまとめ

2018年4月8日(土)、下北沢のライブハウスを使って行われる『KNOCK OUT FES』が開催されました。

以前のラインナップと比較しても、今回のラインナップは本当に豪華で。
キャパ200の箱でワンマンをして、ソールドできるようなメンツがごろごろ(笑)。予想を裏切らず、入場規制のかかるバンドや入り口にまで人が溢れているバンドがわんさかありました。

この『KNOCK OUT FES』と一緒にバンドたちも成長してきたんだなぁ…なんて、一人で感慨深くなっていたのは内緒です(笑)。

 

さて、ということでTwitterでレポというか感想というか…ってものをあげていたので、それをまとめていこうと思います。

 

レポ・感想 まとめ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はわりとクオリティ高いライブが多かったなー。

本当は『本日のベスト3!』ってやろうと思ったんですけど、3つに絞るのは厳しいし入らないバンドが少なくなりそうなのでやめます。

 

惹かれたバンドとその違い

本日、全部で12バンドを見ていて「あ、いいな!」って思ったバンドと「なんか違うな…」って思ったバンドの違いも書いていこうと思います。

 

せっかくなんでね。


伝えようとする音楽のサイズ感

以前、とあるレーベルの方に売れるバンドと売れないバンドの違いに聞いたとき、こんなふうに言われました。
「売れるバンドは、広いステージが後ろに見える」

それまでは意識したことがなかったから、まさしく目からうろこ。

 

でも、言われてみれば本当にそうなんですよね。

目の前で聴いてくれているお客さんに届けるのはもちろんです。でも、100人キャパの箱で100人キャパの音をだしていてはダメなんですよね。それでは、広いステージは見えない。

「いやいや、音響の問題では?」って思う方もいると思いますが、そういう問題ではないのです。重要なのは、届けかた・伝えかた・魅せかたなんですよね。
これがわかってるのとわかってないのは、大きな差になるような気がしました。

 

発信しよう>上手くやろう

上手くやろうという思いよりも、発信しよう(≒ 届ける・叫ぶ・伝える)という意識でステージに立ってるバンドの方が魅力的な気がしました。

これは決して、下手くそでいいと言っているのではなくて。ひたすらステージ上で上手いだけのプレイを魅せつけられても「ふーん、すごい」以上にならないよってことです。

すっごく極端な話をすると、すごくテクニカルな自慰行為を見せつけられるより、ちょっと拙くても愛あるセックスしてる方が楽しいよねって感覚です。伝わるかな…、これ。

 

芯(カラー・イメージ)がはっきりしている

「○○ってこんなバンドだよね」って言葉にしやすいのは大事。投げてくれるものがわかりやすいほど、受け手は受け取りやすいんですよね。

それは、わかりやすい単調な音楽が正義! っていうわけではなくて。発信する側が自分たちはこういうバンドだよ、っていうのをわかってるかどうかってことなのかなと。

 

たとえば、なんだかわかんない料理をシェフが作ってだしてくれたとして「これなに?」って聞いたら「うーん、わからない」って言われたら困るじゃないですか。「わからないんかーいw」ってなるじゃないですか。

「鮭のムニエルだよ」とか「イカスミパスタだよ」とか。そういう風に伝えてくれるほうが、食べるがわも味わって食べれますよね。だからそのタイトルが例えば「無農薬野菜のバーニャカウダと地中海産白身魚フリット~桜香るイチゴソ―スを添えて~」みたいに長たらしくて、ちょっとわかりづらくてもいいのです。伝えたいテーマがちゃんとあるっていうのが大事。

 

いうても、楽しかった!

そんなことを言いつつ、とても楽しかったです。なにせ付き合いが3年目突入?www みたいなバンドさんもたくさんいたイベントだったので。

 昨年の『KNOCK OUT FES』では、全然フロアが埋まらなかったバンドも見ているから感慨深くなったりね。そんなショートカットで超順調卍 みたいに進んでいくバンドなんて、あんまりいないでしょう。

だからこそ、壁を乗り越え、素直に愚直に進んでいくことの大切さを知りました。あと、ちゃんと頑張ることの大切さかな。

 

みんな頑張ってるんですよね。そりゃ本気だもん。

 

ただ、その”頑張る”も”本気”も自分の計りでしかなくってさ。
自分の頑張るや本気が周りと同じってことは、ほとんどないと思うのです。だからこそ、より高いレベルで”本気”に”頑張る”のが大切なんだと思いました。

そして、”愚直”に”素直”に。言われたことを丸のみにすることが正しいのではなく、言われたことに耳を貸すことも必要なんですよね。自分の信念にそぐわないことを言われるかもしれない。でも、耳をふさぐのではなく小耳にはさむくらいして、自分の中で上手に咀嚼していけるのが成長の近道だと思いました。

 

こうやって書きつつ巨大ブーメランを投げてる気分なんですけどね(笑)。

私もいらんプライドは高いし、頑張るや本気のレベルがまだまだ低いので。今日見たバンドたちと、もっと広いステージで仕事をするために! 私もライターとして頑張っていこうと思います。