KNOCK OUT FES 2018☆ツイートレポまとめ
2018年4月8日(土)、下北沢のライブハウスを使って行われる『KNOCK OUT FES』が開催されました。
以前のラインナップと比較しても、今回のラインナップは本当に豪華で。
キャパ200の箱でワンマンをして、ソールドできるようなメンツがごろごろ(笑)。予想を裏切らず、入場規制のかかるバンドや入り口にまで人が溢れているバンドがわんさかありました。
この『KNOCK OUT FES』と一緒にバンドたちも成長してきたんだなぁ…なんて、一人で感慨深くなっていたのは内緒です(笑)。
さて、ということでTwitterでレポというか感想というか…ってものをあげていたので、それをまとめていこうと思います。
レポ・感想 まとめ
おふざけロックの申し子、愛scream。音圧バッチリのサウンドと各々の演奏力の高さは折り紙つき。
— 坂井 彩花⭐音楽のことばの人 (@ayach___) 2018年4月7日
強みとも言えるアホな歌詞を、もっと本気で歌えるようになると強くなりそう。声のコンディションが良くなさそうだったのが残念。#KNOCKOUTFES
嘘と真実、善と悪。そんな固定概念なんてクソくらえ。サヨナラの最終回が言いたいのは、目の前の君が笑顔でいることが全てだということじゃないだろうか。
— 坂井 彩花⭐音楽のことばの人 (@ayach___) 2018年4月7日
音圧、グルーヴ、技術力。どれをとっても今の彼らは推せる。目が以前よりも本気だった#KNOCKOUTFES
のっけから音の弾丸をぶちかますAlthea。10代と思えぬ色気の裏に潜むのは、どんな覚悟なのか。
— 坂井 彩花⭐音楽のことばの人 (@ayach___) 2018年4月7日
観客を魅了してやまないのは、その身を削り発せられる音ゆえだろう。ライブならではのアレンジをするバンドなので、生音を聴くのが本当に楽しい。繊細ゆえ生きづらいだろうが戦い続けてくれ#KNOCKOUTFES
みんなの夢や希望を背負って立つQoN。ひとつ壁を越えたのか、ヒーローとして輝きがましていて面食らった。
— 坂井 彩花⭐音楽のことばの人 (@ayach___) 2018年4月7日
青臭くて泥臭い。それが彼らの魅力であり強さなのだと再確認。最近の楽曲すごい好き、人間味のかっこよさで勝負してる。
5/3にあるワンマンライブが楽しみでしかなくなった#KNOCKOUTFES
ノスタルジックな色が強まったアマリリス。自分たちが放つポップミュージックとは、と自問自答してるように見えた。
— 坂井 彩花⭐音楽のことばの人 (@ayach___) 2018年4月7日
ステージで音がまとまっている印象があったので、空間としてもっと広がっていくことを期待。#KNOCKOUTFES
可愛らしくないサウンドと女の子丸出しなリリックの対比が眩しい、雨音コンプレックス。
— 坂井 彩花⭐音楽のことばの人 (@ayach___) 2018年4月7日
できている曲をなぞるように演奏していた彼女たちが、表現するバンドになっていた。
ボーカルえみりの伝える力が日に日にあがってるようにも感じる#KNOCKOUTFES
メリハリある曲づくりに定評のあるトビウオ。彼らのポップセンスは、本当にマス受けしそう。
— 坂井 彩花⭐音楽のことばの人 (@ayach___) 2018年4月7日
なんだかあっという間に終わってしまったなぁ…(笑)。#KNOCKOUTFES
'90ロックが香る LIFE CORE FACTORY。純正ギターロックから脱しようとした結果なのか、バッキング押しをしないセットリストに。
— 坂井 彩花⭐音楽のことばの人 (@ayach___) 2018年4月7日
○○っぽい、と言われがちな彼らが自分たちの色を掴もうとしているように見えた。これから彼らがしっかりと固まっていくのかな#KNOCKOUTFES
巻き込み力、話題づくり、印象づけと25分に詰めこみまくったThe 3 minutes。エンタメ性を追及したプロ意識を感じた。
— 坂井 彩花⭐音楽のことばの人 (@ayach___) 2018年4月7日
好き勝手に暴れることができるのも、リズム隊が抜群の安定感あってこそ。
以前、見たときよりも見違えてた。ワンマンもぜひ行きたいな…#KNOCKOUTFES
ポップで楽しいイメージから、クールで妖艶な面も覗かせ始めたパステル。
— 坂井 彩花⭐音楽のことばの人 (@ayach___) 2018年4月7日
各々は鋭さももっているメンツだと思うので、そこがより一層 磨かれていくのが楽しみ。
きっと迷いの最中にいるんでしょう。挫けないで光を掴んでほしい#KNOCKOUTFES
大丈夫、uguisはuguisだ。
— 坂井 彩花⭐音楽のことばの人 (@ayach___) 2018年4月7日
メンバーチェンジを経ても、彼らはありのままに輝いてる。変拍子も和ロックも流行りとは言えないけど、それでも自分たちの芯に真っ直ぐ。
アンコールの曲で音が面になって迫ってくる様に心うたれた。現実は甘くないと思うけど、光の方へ進み続けてください
#KNOCKOUTFES
本物こそが人を惹きつけるのだと誇示したニアフレンズ。彼らの傷を恐れない真っ直ぐさは、きっと今の時代に必要なものだね。
— 坂井 彩花⭐音楽のことばの人 (@ayach___) 2018年4月7日
群れて盛り上がりを生むのではなく、ひとりひとりの楽しいが広がっていく空間。音楽が響くとは、こういうことなんだよな#KNOCKOUTFES
今日はわりとクオリティ高いライブが多かったなー。
本当は『本日のベスト3!』ってやろうと思ったんですけど、3つに絞るのは厳しいし入らないバンドが少なくなりそうなのでやめます。
惹かれたバンドとその違い
本日、全部で12バンドを見ていて「あ、いいな!」って思ったバンドと「なんか違うな…」って思ったバンドの違いも書いていこうと思います。
せっかくなんでね。
伝えようとする音楽のサイズ感
以前、とあるレーベルの方に売れるバンドと売れないバンドの違いに聞いたとき、こんなふうに言われました。
「売れるバンドは、広いステージが後ろに見える」
それまでは意識したことがなかったから、まさしく目からうろこ。
でも、言われてみれば本当にそうなんですよね。
目の前で聴いてくれているお客さんに届けるのはもちろんです。でも、100人キャパの箱で100人キャパの音をだしていてはダメなんですよね。それでは、広いステージは見えない。
「いやいや、音響の問題では?」って思う方もいると思いますが、そういう問題ではないのです。重要なのは、届けかた・伝えかた・魅せかたなんですよね。
これがわかってるのとわかってないのは、大きな差になるような気がしました。
発信しよう>上手くやろう
上手くやろうという思いよりも、発信しよう(≒ 届ける・叫ぶ・伝える)という意識でステージに立ってるバンドの方が魅力的な気がしました。
これは決して、下手くそでいいと言っているのではなくて。ひたすらステージ上で上手いだけのプレイを魅せつけられても「ふーん、すごい」以上にならないよってことです。
すっごく極端な話をすると、すごくテクニカルな自慰行為を見せつけられるより、ちょっと拙くても愛あるセックスしてる方が楽しいよねって感覚です。伝わるかな…、これ。
芯(カラー・イメージ)がはっきりしている
「○○ってこんなバンドだよね」って言葉にしやすいのは大事。投げてくれるものがわかりやすいほど、受け手は受け取りやすいんですよね。
それは、わかりやすい単調な音楽が正義! っていうわけではなくて。発信する側が自分たちはこういうバンドだよ、っていうのをわかってるかどうかってことなのかなと。
たとえば、なんだかわかんない料理をシェフが作ってだしてくれたとして「これなに?」って聞いたら「うーん、わからない」って言われたら困るじゃないですか。「わからないんかーいw」ってなるじゃないですか。
「鮭のムニエルだよ」とか「イカスミパスタだよ」とか。そういう風に伝えてくれるほうが、食べるがわも味わって食べれますよね。だからそのタイトルが例えば「無農薬野菜のバーニャカウダと地中海産白身魚のフリット~桜香るイチゴソ―スを添えて~」みたいに長たらしくて、ちょっとわかりづらくてもいいのです。伝えたいテーマがちゃんとあるっていうのが大事。
いうても、楽しかった!
そんなことを言いつつ、とても楽しかったです。なにせ付き合いが3年目突入?www みたいなバンドさんもたくさんいたイベントだったので。
#KNOCKOUTFES
— 坂井 彩花⭐音楽のことばの人 (@ayach___) 2018年4月7日
いろんなバンドを見られて
嬉しかった楽しかった 🙌🙌
昨年は数人だったフロアが
今年はパンパンって光景も
たくさん見ることができて
愚直に自分の信じる音を
鳴らし続けていれば
報われるのだということを
体感しました
私もプライドを捨てて
愚直に書き続けよう
昨年の『KNOCK OUT FES』では、全然フロアが埋まらなかったバンドも見ているから感慨深くなったりね。そんなショートカットで超順調卍 みたいに進んでいくバンドなんて、あんまりいないでしょう。
だからこそ、壁を乗り越え、素直に愚直に進んでいくことの大切さを知りました。あと、ちゃんと頑張ることの大切さかな。
みんな頑張ってるんですよね。そりゃ本気だもん。
ただ、その”頑張る”も”本気”も自分の計りでしかなくってさ。
自分の頑張るや本気が周りと同じってことは、ほとんどないと思うのです。だからこそ、より高いレベルで”本気”に”頑張る”のが大切なんだと思いました。
そして、”愚直”に”素直”に。言われたことを丸のみにすることが正しいのではなく、言われたことに耳を貸すことも必要なんですよね。自分の信念にそぐわないことを言われるかもしれない。でも、耳をふさぐのではなく小耳にはさむくらいして、自分の中で上手に咀嚼していけるのが成長の近道だと思いました。
こうやって書きつつ巨大ブーメランを投げてる気分なんですけどね(笑)。
私もいらんプライドは高いし、頑張るや本気のレベルがまだまだ低いので。今日見たバンドたちと、もっと広いステージで仕事をするために! 私もライターとして頑張っていこうと思います。