インディーズアーティスト生存戦略をしようと思ったわけ
こんにちは。ライターの坂井です。
最近は自分が何者かよくわからなくなってきています(笑)。
その結果、肩書を「音楽のことばの人」に変えてみました。本当は、もっとしっくりくる言葉を探してるよ。
そんな肩書迷子が新たにやろうとしている企画『インディーズアーティスト生存戦略』。これについて私の思いを書きたいと思います。
私は音楽と音楽に携わってる人が好きだ
物心をついた時から、音楽は私の傍にありました。
幼稚園の頃にはリトミックに通い、小学校では合唱をやって、中高では吹奏楽。大学では軽音楽部に所属するという、小さいときからずっと一緒の関係です。
そんなこというと「音楽一家なの?」なんて聞かれるんですけど、全くそんなことはなくて。それでも音楽は小さいころから私と一緒にあって、当たり前すぎるくらいのもので。自分と引き離せないものだっていうことに自覚がなかったくらいでした。
そんな私が音楽の大切さに気付いたのは”東日本大震災”がきっかけです。
初めて”死”と”自分”が結びついたんですよね。
あ、もしかしたら明日。いや、次の瞬間には死ぬかもしれない。
だったら好きなことをして死にたいな、って。
そこで、初めて私は気づいたんです。
めっちゃ音楽が好きだってことに。
それをきっかけに音楽業界で働きたいと思うようになり、だったらパイプが必要だろうとライブハウスでのアルバイトを始めました。
バーカウンターから見た景色。私は届ける人になりたい
ライブハウスで働き始めた私の特等席は、バーカウンターの中にあるビール樽の上でした。
どんな激混みのライブでも、ビール樽の上からだとステージがよく見えるんだよね。そこの景色が、私は大好きだったんです。
もちろん上手なバンドばっかりじゃないんだよ(おこがましい)。
でも、いい音楽をやってるアーティストいるし、いい音楽もあって。
そして私は疑問を持つようになったのです。
『なんで こんなにいいアーティストなのに(いい音楽をしてるのに)有名にならないんだろう』って。
そして思ったのです。
「あ、届ける人がいないんだ」って。
じゃぁ、届ける人になろう。
私がライターを目指したきっかけはそれでした。
今回は本題が違うから以下略(笑)。
気になる人は、こっちでもみてください。
なんでインディーズアーティスト向けの講座をやるのか
これですよね。気になるところ。
私は「いい音楽は1秒でも長く鳴っていてほしい。愛されるアーティストは、長く続いてほしい」って思ってます。
これは私のエゴです。エゴであり、願いです。
アーティストが音楽を辞めてしまう理由には、やむを得ないものももちろんあると思っています。家庭の事情然り、仲たがいしかり、その他もろもろ。
でも、知識さえあれば越えられることもあると思っています。
知識さえあれば乗り越えられることを、知識がないから乗り越えられない。
それって、すごいもったいないことじゃないですか。
インディーズとメジャーの境界線があいまいになってきてる今の時代、自己プロデュース力がつけば「音楽で食べていく」は以前よりも可能だと考えています。
SNSを使った集客、サブスクの活用、クラウドファンディングでの資金集め。
いままでは大きな事務所に所属しないと不可能だったようなことが、私たちの手の届くところに来てる。(もちろん事務所さんに所属してるからできることもあるけど)
本当に音楽で食べていきたいなら、その環境を利用しない術はなくないですか?
ただ、ここで問題。
インディーズのアーティストさんは、そういう情報を持ってない人が多い。
そして、どういう情報を自分が手にすればいいかわかってない人が多い。
これは私がライブハウスに足を運び、事務所に所属する前のバンドマン等と話していて感じたことです。
SNS戦略、集客のコツ、自己プロデュース。
もっと上手にできそうなアーティストが多い。
ライブハウスの方や、エンジニアさん。イベンターさんなど、気にかけてくれる方はいると思うんです。そういう方のおかげで知識が足りている人は、いいと思います。
ただ足りていない人もいると思うんですよ。
音作りはできるけどSNSの効果的な使い方はわからない、とか。曲作りはいいけどビジュアルと結びついてなくて損してる、とか。
誰にきけばいいかわからないこと、ググっても答えがでないこともたくさんありますよね。経験値がものをいうこと、というか。
そういう時に、力になれる場を作りたかったんです。
だから、利益とか本当に考えてなくて(笑)。下手したらマイナスも覚悟してるくらい。
でも、それでいいのです。
私はインディーズアーティストの方々に、たくさんの夢を見させてもらってるから。
夢を見させてくれる存在が消えていかないためにも。この講座が必要としてる人の力になることを祈っております。
P.S
現段階でたくさんの方が協力してくださっていて、本当に感謝しかないです。ありがとうございます。できることを精一杯やって、結果にしてみせます。