(a)MUSICA.

…と音楽。そんな感じで。

lemon/米津玄師【LOVE♡MV Vol.3】

第3回は米津玄師さんの「lemon」。

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名曲ですよね。

暇があれば、ずっとずっと聴いてるかもしれない(笑)。

 

このMV好き! って思ったのはね、MVの考察をしていて鳥肌がたったからなんですよ

そんなこと知ってるよwww ってことを熱っぽく語ると思うけど、容赦してください(笑)

 

わかりきってることを熱く語る考察

お姉さんは死んでいる

いままで ひとりで踊っていたお姉さんが2:00付近で他のひとたちの接触するんですよね。

でも、誰ひとりとして表情を変えないし近づかれてもよけるそぶりをしない。

2:34で米津さんの前に現れるも、米津さんも表情を変えないんですよね。

このことから、彼女は”見えていない存在”であると仮定します。

 

お揃いのハイヒール

今回のMVで米津玄師さんの方から監督に要望があった「ハイヒールを履きたいです」というもの。

0:56では、お姉さんの足から米津さんの足にズドーン!!

よく見ると米津さんの履いているハイヒールとお姉さんが履いているハイヒールは同じものに見えます。

 

と、いうことは。

<<< なくなったお姉さんのハイヒールを履いてる >>>

ずっと彼女が履いていた、彼女の印象が強いハイヒール。

それを履くことで、まだ繋がっていようとすがっているんでしょうね。

 

お姉さんの表情・行動の変化

2:34の時点では少し嬉しそうな表情をして、米津さんに手を振っているように見えるんですよね。

台詞をつけるのなら

「あ、こんなところにいたの?」って感じ。

 

でも3:30の時点では米津さんの表情を見て、後ずさりをするんですよね。

想像するにこれは、現実に直面した表情なのではないかなと

「私、もう見えてないんだ。この世界に、存在してないんだ」

それを受け入れざるをえなかった表情に見えるのです。

 

つ ま り…!

なくなった人へのレクイエムでありながら、壮大な失恋ソングであるわけですね

ハイヒールを履いて、彼女の面影にすがるほど愛していた相手なのでしょう。

それを感じさせるMVに、もう好きが溢れました。

 

想像を掻き立てる表現の余白

語ろうと思えばいくらでもできると思うんですよ。

でもそれを語りすぎずに映像化しているのが美しいと思いました。